内製化支援サービスのコンセプトについて
CX事業本部の阿部です。
3/23にプレスリリースを出した通り、クラスメソッドでは内製化支援サービスをはじめました。これは事業環境の変化に対応できるIT部門づくりの支援を行うもので、クラスメソッドが今まで提供してきた技術面のサービスをより事業に活用いただくために、体制づくりやスキル定着から支援するものとなります。
サービスの概要については以下のリリースやサービスページをご覧ください。お問い合わせいただいたお客様と一緒にオーダーメイドで内製化実現のプランを作って参ります。
クラスメソッド、ユーザー企業のIT内製化を組織作りとスキル、ビジネスの3領域から支援するサービスを提供開始 〜攻めのIT戦略「内製化」によりビジネス機動力を強化し、競争力獲得を支援〜
ITがメインでない事業であっても、価値を届けるためのインフラとしてITが利用されることは今では当たり前になっています。私も一ユーザとして、最初の接点がアプリやWebからであることに慣れてきています。事業を構成する核の一つとして、ITの利用が切り離せない物となってきました。
それに伴って、重要な接点であるITを事業価値につなげる発想を持つ必要が出てきています。サービスの提供や更新にスピード感を持たせ、より良い体験にいくことがユーザに使い続けてもらうために重要です。この流れを外部委託で進めることは非常に困難です。事業にとって重要な部分を人(パートナー)任せにせず、自分たちで主導権を持って企画・開発できる「手の内化」が必要になります。
これを段階的に達成するステップとして考えたのが、サービスページでも紹介している以下の図です。内製化支援サービスでは、このステップに基づいて、現在のお客様に必要な改善を一緒に考えてまいります。
このコンセプトに至るまで
さて、この記事では、このサービスのコンセプトに至るまでに考えてきたことをご紹介したいと思います。私たちがどのような未来を目指してこのサービスの形にしたかを知っていただくことで、ご検討の一助としていただければと思います。
クラスメソッドの文化の良い面をお客様の事業で生かしたい
「内製化支援」をサービスとして打ち出すことを決めてから、思い浮かんだのは「横田 de GO」のスピード感でした。
あくまで私見ですが、このサービス企画をしている中で「クラスメソッドの良さ」は何か、と向き合ったときに、様々な技術に対して「それ、すでに試してます」であったり「すぐ試してみます」と言えることではないかと考えました。この良さが結実したのが、この「横田 de GO」の立ち上げに現れたスピード感です。
このスピード感をお客様の事業とクラスメソッドとの間で共有したい、というのが一番最初に思いついたことです。サービスのコピーとしては採用していませんが、企画中にコンセプトを社内に伝えるためのコピーとして「事業にクラメソをインストール」を掲げていました。このサービスは、クラスメソッドが今提供しているサービスとも無関係ではないため、他部門との連携、目的の共有は必須となります。この社内説明用コピーがあることで、具体的なイメージを持っていただき、様々な意見やフィードバックをもらうことができました。
「コミュニケーションの質が良かった」で終わらせないために
お客様との関係という面では、このサービスの提供で目指す姿として理想的な状態がいくつかの案件を振り返ってみることで見えてきました。断片的なエピソードから見えてくるおぼろげな全体像といったところからのスタートでしたが、得られるヒントは多々ありました。
そして、内製化支援サービスではこのお客様との関係を「コミュニケーションの質が良かった」で終わらせないようにするために、この関係を再現するための要素が何かを考えました。
フィードバックをもらいながらブラッシュアップ
私たちが実現したいのは、お客様の課題が解消する支援です。自分が思う「かっこいい内製化」ではありません。どれだけ絵がきれいに描けていても、それが課題の解消につながらなければ意味がありません。
そこで、私たちチームが考えていることを社内にぶつけてフィードバックをもらうようにしました。CX事業本部に限らず、他の事業本部や営業にも話を聞き、今現場でお客様と接する中で感じてる課題感から離れてしまっていないかを確認しました。
最後に
今回発表した内製化支援サービスが、お客様が事業推進に感じている課題の解消に貢献し、お客様の創造活動に寄与するきっかけになればと思っています。このサービスでの活動を通じて、ぜひお客様のお声をお聞かせください。